令和5年度広島県理学療法士研修会「股×膝関節の評価と理学療法」

会員の皆様

公社)広島県理学療法士会

 会           長    甲田 宗嗣

生涯学習局長  越智 裕介

研  修  部  長  折田 直哉

 

令和5年度 広島県理学療法士研修会

テ ー マ:「股×膝関節の評価と理学療法」

拝啓

会員の皆様におかれましてはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。さて、下記の要領で広島県理学療法士研修会を開催いたします。万障お繰り合わせの上ご参加くださいますようよろしくお願いいたします。

敬具

開催日:令和5年10月1日(日) 9:00〜17:00

 

場 所:ハイブリッド開催

    対面会場:広島国際大学 呉キャンパス 2101教室

    Web    :Zoom

 

プログラム:

 9:00~9:50 受付

 9:50~13:00 講演(180分)

   テーマ:「膝関節運動機能障害の表現型に基づく理学療法診断と理学療法ガイドライン」

   講師:広島国際大学  木藤 伸宏 先生

 13:00~13:50 休憩(50分)

 13:50~17:00 講演(180分)

   テーマ:「股関節障害に対する評価と理学療法」

   講師:弘前大学  対馬 栄輝 先生

対  象:理学療法士会会員

定  員:100名

セミナー番号:対面会場:114093

       Web:114092

申込方法:

日本理学療法士協会会員の皆様:

 マイページより申し込みください(受講費県内会員4,000円、県外会員5,000円)。

非会員の皆様:

 下記へお問い合わせください。別途振込先をご連絡致します。

 非会員の方の受講費 学生:1,000円   他職種:5,000円   非会員:10,800円

事前申込期間:

会員:令和5年7月10日(火)~9月15日(土)まで

学生・会員外・非会員(現金振り込み):令和5年7月10日(火)~9月8日(土)まで

(注意事項)

・本研修会に関する案内メールは「@hirokoku-u.ac.jp」から届きます。メールを受信できる様、ドメイン設定を解除していただくか、または受信リストに加えていただきますようお願い申し上げます。また、携帯電話キャリアのアドレスからの申し込みはお控えください。

メールが受信できない場合、当日の参加アドレスや事前配布資料の配布ができません。何卒よろしくお願い申し上げます。

・お支払いいただきました参加費は、原則として申込後のキャンセル等に伴う返金は致しかねます。また、参加費を過剰に振り込まれた場合、過剰に振り込まれた金額から振込手数料を差し引いた金額を返金させていただきますので、予めご了承ください。

・領収書は日本理学療法士協会マイページより取得できますのでご利用ください。日本理学療法士協会に加入していない方、他職種、学生の方で必要な方は担当者へお申し出ください。

研修会入室管理について

本研修会の入室管理は会員アプリを使用します。事前に以下URLよりダウンロードして研修会へご参加ください。

https://www.japanpt.or.jp/pt/announcement/newsystem/

受付・ポイントについて

・遅刻、または講義途中、無断で退席された場合、単位認定をいたしません。

・登録理学療法士更新の方につきましては、各カリキュラムコードで最初に取得したポイント(ポイント取得日が早い活動のポイント)のみが認定されますので、2回目以降に同一カリキュラムコードで異なるポイント数を取得しても、ポイント数を加算、高いポイント数への上書きはできません。 

※詳細につきましては日本理学療法士協会ホームページの「登録理学療法士制度について」またはご自身のマイページより「履修状況確認」からご確認ください。

https://www.japanpt.or.jp/pt/lifelonglearning/new/registered/

 

【講演内容】

・膝関節運動機能障害の表現型に基づく理学療法診断と理学療法ガイドライン

   近年の理学療法士が行う研究に関して、すさまじく進化している。しかし、臨床において、職域は拡大したが、理学療法自体は、私が理学療法士の免許を取得した時と比較して大きな変化があったと言えないと感じている。その一つの原因として専門職として評価・治療に関する独自のモデル、理学療法診断を開発してこなかったことが挙げられる。現在、リハビリテーション医療の専門職の共通言語としてICFによる生活機能モデルが用いられている。しかし、理学療法は治療学を基盤とした疾病治療としての側面、そして活動を育むというリハビリテーション医療としての側面がある。そのため、ICFをそのまま理学療法士の臨床に適応することは難しい。そこで、理学療法においては因果に基づく治療モデルが必要であり、ICFに連結可能な理学療法モデルを提示する必要がある。本講習会では、理学療法モデルの1例として藤澤が提唱する行動制約モデルを紹介するとともに、運動学に基づくサブグループ分類 (理学療法診断)の考え方について膝関節痛を有する症例を例として紹介する。

広島国際大学総合リハビリテーション学部

木藤伸宏

・股関節障害に対する評価と治療

関節の運動障害は,骨盤,大腿骨,関節軟骨,関節包,靭帯などの関節構成体や関節運動に関与する筋・腱の異常によって起こる.股関節疾患の多くは関節構成体の異常を来すが,自由度が高い股関節では筋・腱の異常―例えば偶力(couple of force)の不均衡―も見逃せない.

 いかなる関節もそうであるが,身体動作を捉えるときは,単関節の異常を把握するだけでは不十分である.股関節屈曲運動では大腿骨の動きに伴って骨盤も一定した運動の関係を保つという骨盤大腿リズム(pelvifemoral rhythm)があり,腰椎の運動も関与する.また立位や歩行などの荷重動作では,足の形状・運動が股関節へ影響する.股関節の運動障害は体幹・下肢に及ぶ障害を引き起こし,またその逆もあり得る.

 股関節障害の評価・治療は,その障害がなぜ起こっているのか?他部位への影響,もしくは他部位からの影響はないか?を勘案しながら進めていく必要がある.決して理論や一般論では片付く事項とは考えられないが,一つのヒントとなることを期待し,提案させて頂く予定である.

弘前大学大学院保健学研究科

対馬栄輝

【問い合わせ先】広島国際大学 総合リハビリテーション学部 リハビリテーション学科 梅原拓也

E-mail:t-umeha@hirokoku-u.ac.jp

【スタッフ】

梅原拓也(広島国際大学)

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