学術局へのご質問 「ポスター発表にチャレンジしたいのですが、大きなポスター(A0)のほうが良いですか?」 回答編  学術活動 お役立ち情報 2017年 No.4

学術局へのご質問 「ポスター発表にチャレンジしたいのですが、大きなポスター(A0)のほうが良いですか?」 回答編  学術活動 お役立ち情報 2017年 No.4

「ポスター発表にチャレンジしたいのですが、大きなポスター(A0)のほうが良いですか?」

学術局 中野 徹

 

学術局へこんな質問をいただきました。

質問:

「ポスターをA0で印刷したいのですが、うちの施設では作ることができません。印刷会社への頼み方とか、予算とか、どのようにすればよいでしょうか?大きいA0でないとやっぱり見栄えが悪いでしょうか。」

 

回答:学術局Aさん

ポスター発表において、確かにA0が見やすいし見栄えもよいかと思います。以前、学術局の研修会で学会発表をテーマとして話をするときに、以下の本を参考にしました。ポスターのメリットを活かしながらA0で作成する手順が記載された本で参考になりました。

宮野公樹(著) 学生・研究者のための伝わる! 学会ポスターのデザイン術

ただ、A0は印刷に手間がかかる、持ち運びや修正が難しいため、個人的には、A3を並べるのでも十分と思っています。特に経験が浅いスタッフはA3印刷でのスライド作成のほうが慣れているので作製の負担が少なく、発表自体に集中できるのではないでしょうか。作成の際には、口述のスライドをそのまま利用するのではなく、説明者がいなくても内容が理解はできるように作ることは必要ですね。賛否はあるでしょうが、用紙についても特に良質の紙でなくてもいいと思いますよ。

日本理学療法士学会のポスター 
(全国学会でも A3で印刷されている方は、いらっしゃいます。)


 

回答 学術局 Bさん

PowerPointのファイルもしくはPDFにして印刷業者に入稿すれば,マット紙で2000円〜3000円前後で作成してくれると思います。今はインターネットでも頼めますので、頼みやすくなりました。インターネットは・・・という方は、地元の印刷業者さんでも良いと思いますよ。他、少し高くなりますが、布(テーブルクロス様の薄いシート)で作成したものもあり、昔ほど画像は悪くなく、軽く折りたたんでバックに入れて持ち運んでも,折り目はそこまで気になりません.私はポスターを布地で1枚ものにしています.大事な図表も枠や位置を気にせず,効果的に配置もできます.

 

回答 学術局 Cさん

ポスター発表においてA0や1枚にまとめたものは確かに見栄えも良く、見やすいですが、お金がかかり、修正が入るとどうするか・・・ということも気になります。そのため、ポスター作成はA3を並べる形が作成方法の選択肢も多くて良いのではないでしょうか。私は、作成する内容によってはwordで作成する方法もとっています。文書形式で作ることができ、写真や図表もまとまっているため、内容によっては作成しやすい場合もあります。また、そのまま印刷にかけるだけなので、簡単で初めて作る人にも分かりやすいのではないでしょうか。

 

回答 学術局 Dさん

 学会会場ではA3を並べたものは、実際にはよく見ます。その発表が賞を取っていたことを見たこともあります。評価されることはやっぱり内容だと思います。ですので、学会発表に慣れていない間は、何度も印刷し直せるA3で作成しても良いと思いますよ。ただ、A3を並べるデメリットは、一番見てもらいたいデータや、強調したい考察の部分等が、下の方に貼ってしまわないといけなくなることがあるのではないかと思います。メインが下の方に貼ってあると閲覧するほうも大変ですし、伝わりにくくなってしまうかもしれないですね。

 

学術局からはこんな意見が聞かれました。

A0でもA3でも、聞き手(閲覧者)の立場に立ったものを提供できるように工夫することが必要だと思います。自分がいないときでも内容が伝わる、ちょっとざわついた中での発表を想定して、グラフやデータの配置、伝えたい個所をうまく配置するようにすると良いようです。修正したらまたお金がかかるからA3にしようかなという理由であれば、一般的なプリンターでできるA4サイズで一度 印刷したもので、レイアウトのイメージを作ってみましょう。Power pointであれば、ポスターサイズの規格で作成しておいて、印刷設定では「用紙に合わせて拡大/縮小」を選択すれば通常プリンターでイメージ印刷できます。印刷するメリットは、不思議と画面上イメージではなかなか気づけなかったミスに気付けることができることがあります。それがむずかしければ、プロジェクターで見栄えを確認するのも良いでしょう。スライド画面の映し方で、ポスターを張っているようにシミュレーションすることも可能です。

やったことがないことには抵抗はあると思いますが、ちょっと勇気を出してやってみる。それだけであなたの学術活動の幅は一気に広がっていくと思います。

ぜひ、チャレンジしてみてください。

 

 

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