2020東京オリンピック・パラリンピックメキシコ代表事前合宿トレーナー活動 (空手競技)体験記

2020東京オリンピック・パラリンピックメキシコ代表事前合宿トレーナー活動 (空手競技)体験記

2020東京オリンピック・パラリンピックメキシコ代表事前合宿トレーナー活動

(空手競技)体験記

廿日市記念病院

岡野真典

 

今回2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックに先駆けて、メキシコ選手団の事前合宿にサポートトレーナーとして参加する機会を頂いたので報告させて頂きます。

  今回は事前合宿として廿日市市にあるスポーツセンターサンチェリーにおいて空手競技の選手団の帯同をさせて頂きました。まず空手という競技に馴染みがなく、初めて観る競技ではありましたが、事前勉強会として競技特性や空手でよく見られやすい怪我に対する対応方法などを学んだ上で参加させて頂きました。 経験のない空手競技においてもですが、メキシコではスペイン語が主流であり言葉が通じない選手への対応に不安を感じていました。

  約3週間に渡って行われた事前合宿において、今回は初日と最終日に参加させて頂きました。初日は選手も緊張した様子で対応は少なかったですが、監督さんを初めとして、少しずつ選手が来てくれるようになりました。今回の合宿では若い選手が多くトレーナーに対応してもらう機会が少なかったのか、数ヵ月前のプレー中に負傷して以来の捻挫や、手足の指の負傷をそのままにしており、慢性化した怪我に対してテーピング等で対応する事が多かったです。しかし、テーピングを巻くにしても、言葉がうまく伝わらず評価が思うように出来ませんでした。ボランティアの通訳の方もおられましたが、足首などの細かい動きを誘導するのは難しく、身振り手振りでの評価となりました。練習中は動きが激しく、足部のテーピングに関しては特に剥がれやすく、どのテープを使用するかという事も裸足で行うスポーツであれば特に重視しないといけない点だと感じました。初日は午前・午後の練習を含めて11件の対応を行い、今後対応して下さるスタッフに申し送りを行いました。この申し送りに関しても、参加スタッフ間でSNSを利用して情報共有を行う事で合宿期間中の選手の状態を把握しやすく、何よりテーピング等の対応の行い方が各スタッフで異なり非常に勉強となりとても良い刺激となりました。自分自身は対応していませんが、合宿期間中には高校生、大学生との合同練習もあり1日で20件を越える対応もあったようです。

  最終日に参加させてもらった際には、選手が練習前から訪ねてくれ、対応を行いました。また、合宿期間中の申し送りもあり、対応としては非常にスムーズに行えました。この日は最終日という事もあり、スタッフも練習に参加させてもらい選手達との交流を行う事が出来ました。選手からは感謝の言葉を頂き、合宿に帯同出来たことがとても有意義なものとなりました。

  今回の経験を通して、救急対応で必要になる即時な判断力は実際の現場だからこそ経験出来るものだと感じました。また、他施設のスタッフと関わる中で知識や技術的にも勉強になり、何より繋がりが広がることが自分自身にとってとてもプラスになったと感じました。2020の東京オリンピック、パラリンピックに向けてスポーツ現場での活動を行うことでスキルアップに努め、今後も選手のサポートを行っていきたいと思います。

 今回このような機会を与えて下さった事に感謝申し上げます。

 

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