2020東京オリンピック・パラリンピック メキシコ代表事前合宿トレーナー活動体験記

2020東京オリンピック・パラリンピック メキシコ代表事前合宿トレーナー活動体験記

2020東京オリンピック・パラリンピック

メキシコ代表事前合宿トレーナー活動を通じて

 

サカ緑井病院 理学療法士 廣濱賢太

 

 私は理学療法士としては7年目ではありますが,今回の東京オリンピックにむけた,レスリングメキシコ代表選手団広島事前合宿が初めてのトレーナー活動でありました。以前より所属する施設においてスポーツ選手を治療する機会はありましたが,所謂“現場”にでて選手と相対するのは初めての経験でした。そんな私が今回のトレーナー活動に参加するきっかけとなったのが,東京医科歯科大学にて開催された東京2020に向けた多職種によるトータル医科学サポートの議論する講演会を拝聴したことが大きなきっかけでした。理学療法士としてスポーツに携わることは,特別な知識と技術が要求される特別なものである,といった認識は一般的であり,私自身もそういった認識を一部もっていました。しかし,要求される医療スタッフとしての役割として,我々理学療法士に求められるのは主としてメディカルな対応であり,コンディショニングに関しては他職種との協力のもと実施していくとの方針が示されていました。議論の余地はある方針ではありますが,いわゆる“現場”に病院やクリニックに勤めている理学療法士が出ていくにあたっては,後押しとなる側面も含み,私自身が背中を押された一人でありました。

 実際にトレーナー活動当日は,レスリングの本格的な練習を見ること,選手を現場で診ることも初めてであり,私のもつ技術,知識でどこまで対応することができるのか不安に思う気持ちがありました。マットでのアップから練習も想像以上に激しいものであり,怪我やアクシデントが発生しやすい状況であることが,容易に想像がつく環境であったことも不安に拍車をかけていました。しかし,テーピングや,練習後のコンディショニングと選手の対応を行っているうちに基本的な理学療法の技術,急性期における判断が主だって求められることであることに気づいてからは,落ち着いて対応出来ていたように思います。また,今回はメキシコの方を対応する際にはスペイン語の通訳の方を通じての対応でありました。日本語はおろか,英語も通じない状況にコミュニケーションの大変さを痛感しながらも,身振り手振り,検査の結果をゆっくりと示しながらのコンディショニングなど,言葉の壁は,理学療法の技術を提供するのには大きな壁ではないようにも感じました。

 東京2020では日本選手団に派遣されるメディカルスタッフとは別に,大会に参加される他国の選手の対応も含めたオープンなメディカルスタッフも派遣され,ここに多くに人数が必要とされます。私のような,あと一歩が出ず,病院から,クリニックから“現場”での活動を敬遠されている先生は多いかと思います。しかし,そこに想定以上の特別はなく,我々の持っている理学療法士としての技術,知識が十分に活かせ,必要とされる場所であります。新人,中堅問わず,その一歩が自分自身の可能性を広げ,ひいては日本の理学療法士が東京2020に向け存在感を示す一助となるのではないかと思います。

健康スポーツ部では廣濱氏のようにスポーツに興味のある方を募集しています。
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