第23回広島県理学療法士学会学会長挨拶

第23回広島県理学療法士学会学会長挨拶

学会長ご挨拶

広島国際大学総合リハビリテーション学部
リハビリテーション学科理学療法学専攻
徳森 公彦 氏

先般の広島県、岡山県を中心とした西日本豪雨災害で被災をされた皆様、また直接人的・物的被害には合われなかったとしても、その後の交通機関の乱れや断水、復旧作業における身体的・精神的疲労をご経験された皆様に深くお見舞い申しあげます。また、テレビ、ラジオ、SNS等の報道で広島国際大学東広島キャンパス内への土砂流入について、ご心配をいただきました皆様に厚く御礼申しあげます。いまだ復興途中の地域も多いかと存じますが、今こそ「お互いさま」の精神で助け合い、みんなが幸せになれるための手段として一層「リハビリテーション」の概念が普及することを期待しています。

さて、前置きが長くなりましたが12月には第23回広島県理学療法士学会を、予定通り東広島市西条の「東広島芸術文化ホール くらら」にて開催する運びです。広島県全域からの皆様のお越しを期待しております。

今回は学会テーマを「温故知新〜昭和を知り、平成を振り返り、その次の時代へ〜」とさせていただきました。 近年の医療提供においてEBM (Evidence-based Medicine)の重要性は言うまでもありませんが、客観性や数字という根拠だけではなく、セラピストの経験や直感、患者さんや利用者さんの個人の歴史、性格、人生観などの情報にも基づいた医療提供の重要性も再認識されつつあります。我が国に理学療法士制度が誕生し50数年が経過しました。その間にリハビリテーション(リハビリ)という言葉は世間一般にも広がり、理学療法士の存在意義も、希少価値からどのように国民に貢献できるのかが問われる時代へと移り変わってきています。昭和から平成そして次の時代へ、これから先も国民から必要とされる理学療法士であるために、今一度その存在意義を確認し、みんなで共有し、更なる発展を遂げる時期へと差し掛かっているのではないでしょうか。

そこで、このたびの学会ではシンポジウム企画として若手、中堅、ベテランの理学療法士がそれぞれの世代を 反映した価値観をぶつけあい、会場の皆様にもご参加いただき議論を深めたいと考えております。また、セミ ナー企画では各方面で長く最前線で活躍しておられる先生を講師にお招きし、これまでの業界を振り返りなが ら、これから先に求められるものについてご講演いただきます。

若手、中堅、ベテラン、他職種など多くの方々にご来場いただき、酒都西条での熱い議論や講演が、明日への 活力を得るきっかけとなることを期待しております。

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