学会参加者インタビュー (第20回日本臨床脳神経外科学会)

学会参加者インタビュー (第20回日本臨床脳神経外科学会)

 平成29年7月15日、16日に広島国際会議場にて第20回日本臨床脳神経外科学会が開催されました。広島県内施設から研究成果を発表された山崎聖也 先生 (医療法人光臨会荒木脳神経外科病院)に学会に参加しての感想をお聞きしました。

学会全体を通しての印象はどうでしたか?

 多くの意見が飛びかっていて面白いなと思いました。患者さんに対してどのようなアプローチができるのか等、臨床現場が抱える課題を解決するため、いろんな発表を熱心に聴講されている参加者の姿勢に多くの刺激を受けました。また、学会2日目の市民公開講座では一般の方も多く参加しており、地域を意識した学会だったように思います。

ご自身の発表内容は?初めての学会発表はいかがでしたか?

 今回、私は「脳卒中患者に対する早期からのリハビリテーション介入の効果」という演題で発表させていただきました。発症早期からのリハビリテーション介入が日本においても十分に効果が得られているのかを検証する内容です。初めての学会発表ということもあり、発表は2日目にも関わらず1日目から緊張しっぱなしでした。発表の最中も声が震えていることばかりが気になっていました。

研究の計画・実施から発表まででどんなことに苦労しましたか?

 研究はカルテからの情報収集が主でしたので、終業後にパソコンとにらめっこする日々でした。発表準備では、発表を7分間という短い時間に収める作業で悩みました。研究をしてみて学んだことも多くあり、それを多くの人と共有したいと思うと発表時間が超過してしまうため、分かりやすくかつ十分に研究成果を知ってもらうようにすることに苦労しました。

 

学会発表を行ってみて楽しかったことや『やってよかった』と感じることはありましたか?

 研究をしてみて、さまざまな文献を読むことで知識が深められたと思います。結果を基に自分で検討したり、一つのことに向き合うことができました。患者さんについて考えることとは少し異なっていて、自分の興味があるものを新しく見つける機会にもなったと思います。発表後に先輩方に褒めていただけたこともやってよかったと思えた瞬間でした。

学会発表に対する職場内のサポートはいかがですか?

 カルテや当院のデータベースからは、多くの情報が得られますし、先輩方も相談に乗ってくださるので、研究を行いやすい環境にあると思います。学会前には院内で事前発表会が設けられ、他部署の視点から助言を頂けました。また、大人数の前で話すことできたので、本番への自信に繋がりました。

これから初めての発表をする会員向けにメッセージをお願いします?

 学会発表は経験の一つだと思います。初めてのことに挑戦することは緊張しますし、自分の言葉で相手に伝えることはもの凄いエネルギーを使います。私自身、人前で話すことは得意ではなく、研究することに対してもそれほど興味を持っていたわけではありませんでした。しかし、今回学会発表することを決意した理由は、医療現場に限らず社会人に求められる力は発信力だと思っていたからです。苦手なものに対して手を挙げるわずかな勇気があれば、多くの学びもあり成長できるのだと思います。あとはやるしかない状況に自分を置いてしまうことがポイントだと思います。ぜひ患者さんのためにも自分のためにも挑戦してみて下さい。

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