講師の声 【新人教育プログラム研修会】

講師の声 【新人教育プログラム研修会】

平成28年10月30日(日)にRCC文化センターにて平成28年度新人教育プログラム研修会が開催されました。当日は、今年4月に入会した新人を中心に多くの理学療法士の参加がありました。そんな中、誰よりも勉強になったのは、初の講師として晴れの舞台にたった西谷直樹先生(県立広島病院)かもしれません。今回、講義の準備で工夫したことや当日の感想についてお聞きしました。

初の講師として、人前で話をするのはいかがでしたか?

普段の仕事では、今回のように大勢の人の前で話をすることがないため、緊張しました。うまく説明できなくて、いろいろとわかりづらい点があったのではないかなと思います。

今回の研修会の準備で最も気を使ったところはどこですか?

EBPTや、日本理学療法士協会が出している診療ガイドライン等、日本理学療法士協会の会員であればアクセスできる情報があることを知らない方もいると思っていたため、それを紹介できれば良いかなと思っていました。また、当院は急性期病院なので、急性期のリハビリについても知ってもらいたいと思いました。

EBPT(EBPT evidence-based physical therapy)

理学療法の臨床活動において,評価や治療の方法などを選択することを臨床判断(clinical decision making)といいます.このような理学療法士による臨床判断を“経験則”だけに基づいて行うのではなく,(1)基本的な理論,(2)理学療法士の臨床能力や臨床経験,(3)患者さんの意向や価値観とともに,(4)質の高い臨床研究による検証結果であるエビデンス(evidence)“も”含めて行うことによって,患者さんの臨床状況に即した安全で効果的な理学療法を実践するための行動様式のことを“根拠に基づいた理学療法(Evidence-based Physical Therapy,EBPT)”と呼びます.EBPTの進め方は,(1)患者に関する臨床的疑問(クリニカルクエスチョン)の定式化,(2)患者の臨床的疑問に関連した情報の検索・収集,(3)収集した情報の批判的吟味,(4)批判的吟味を行った情報の患者への適用の検討,(5)実施したEBPTプロセスの評価という5段階のステップとなります.多忙な臨床現場で効率よくEBPTを実践するためには,この5つのステップの進め方を正しく理解するとともに,このEBPT用語集にリストアップされたような臨床疫学的な概念や研究方法論についての理解を深めていくことが大切です.

(日本理学療法士学会)

西谷先生からみて、受講者の反応はいかがでしたか?

たくさんの方に来て頂いて良かったです。昼食後で眠たくなりやすい時間だったと思いますが、皆さん一生懸命聞いてくださっていたと思います。

西谷先生自身の今後の目標について教えて下さい。

心臓リハビリテーション指導士認定理学療法士の資格を取得することです。また、今回の経験を活かして今後も講師や学会発表をしていきたいと思います。

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